超絶スーパーおもしろ夢ラジオ『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』が好きな人が好きそうな本を選びました。普段あまり本を読まない人でも読みやすい本ばかりです。
Contents
①『時をかけるゆとり』朝井リョウ
就職活動生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。初エッセイ集では天与の観察眼を縦横無尽に駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。
ーー内容紹介
DJ松永の親友・朝井リョウによる学生時代を綴ったエッセイ。
声を出して笑えるエッセイです。タイムフリーで外出中にANN0を聞いてる人なら、怪しまれないように必死に笑いをこらえた経験があると思いますが、この本ではまさに同じ体験ができてしまいます。
松永の親友だけあってマインドがそっくりで、まさにANN0のフリートークを聞いてるような本です。
文化祭で「バナナダイエットの実践ドキュメント映像」を企画したものの、製作期間を計算しておらず、ただ女子大生が数日間バナナを食べる映像が出来上がったエピソードがお気に入り。
②『社会人大学人見知り学部 卒業見込』若林正恭
若手芸人の下積み期間と呼ばれる長い長いモラトリアムを過ごしたぼくは、随分世間離れした人間になっていた―。スタバで「グランデ」と頼めない自意識、飲み屋で先輩に「さっきから手酌なんだけど!!」と怒られても納得できない社会との違和。遠回りをしながらも内面を見つめ変化に向き合い自分らしい道を模索する。芸人・オードリー若林の大人気エッセイ、単行本未収録100ページ以上を追加した完全版、ついに刊行!
ーーあらすじ
今度は2人が敬愛するオードリー若林のエッセイ。
このエッセイが書かれたのがM-1後の大ブレイク時で、今の勢いあるCreepy Nutsと重なる部分があります。
やはり松永と似た視点の若林が見る間は、共感性がめちゃくちゃ高いです。
③『四畳半神話大系』森見登美彦
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
ーー内容紹介
冴えない大学生の、でも楽しそうな日常を描く森見登美彦の人気小説。アニメも有名です。
しょうもないことを全力で楽しむようなラジオ内の男子ノリがCreepy Nutsのラジオと似通っていて、バーベキューにもナイトプールにも縁がない今の自分を肯定できる一冊。
幅広い層に人気の本ではありますが、cnann0ファンにもたぶん刺さるんじゃないかなあ。
④『牛への道』宮沢章夫
人間にとって最もだらしがない気分とは?カーディガンを着る人に悪人はいないのか?新聞、人名、日常会話、あるいはバレリーナの足に関する考察から、その裏に潜む宇宙の真理に迫る。牛に向かってひたすら歩き続け「牛的人生」を探究する岸田賞作家が、独自の視点で解き明かす奇妙な現象の数々。本書を一読すれば、退屈な日常がなんだかシュールで過激な世界に変わってくる。
ーー内容紹介
サブカルに精通した劇作家・宮沢章夫のエッセイ。
こちらも朝井リョウのエッセイと同じく「笑える」本であるのがポイント。
カーディガンを着てるやつに悪者はいない、「中国」の名を関した民間療法はなんか説得力ある、など、偏見を駆使した無益な洞察の数々、cnann0のオープニングトークを彷彿とさせます。
個人的な穴本。有名じゃないけどめちゃくちゃ面白いです。
⑤『しろいろの街の、その骨の体温と』村田紗耶香
クラスでは目立たない存在の結佳。習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に彼を「おもちゃ」にしたいという気持ちが高まり、結佳は伊吹にキスをするのだが―女の子が少女へと変化する時間を丹念に描く、静かな衝撃作。第26回三島由紀夫賞、第1回フラウ文芸大賞受賞作
ーー内容紹介
『コンビニ人間』が有名な村田沙耶香の長編小説。
スクールカーストや自意識をテーマにしたこの本は、心をえぐるような攻撃性があります。共感できる部分は多いですが、先に紹介した『四畳半~』とは真逆のテイスト。
『たりないふたり』の曲に共感する人にはぜひ読んでほしい本。
⑥『フリースタイル・ラップの教科書 MCバトルはじめの一歩』晋平太
R-指定、推薦!
ーー内容紹介
『俺に「フリースタイルのやり方教えてください」って聞く前にまずはコレ読め! ! ! 』
「フリースタイルダンジョン」(テレビ朝日)、「高校生RAP選手権」(BSスカパー! )など、若者を中心にヒップホップの1ジャンルであるフリースタイルやMCバトルが盛り上がりを見せている。
2005年のB BOY PARK MC BATTLE優勝、MCバトルの日本一を決める大会UMBを2連覇(2010年、2011年)、戦極MC BATTLE初代王者の実力派ラッパー晋平太による日本初のフリースタイル・ラップの入門書。ラップの基礎的なテクニックからMCバトルでの必勝法まで、晋平太のスキルのすべてを詰め込んだ決定版!
人気ラッパーR-指定(Creepy Nuts)とのロング対談も収録。
ラジオきっかけにラップに興味を持った人なら楽しめる本。筆者はちょいちょい名前が出てくるラッパーの晋平太。Rも推薦文書いてます。
ラップを始めてみたい!という人向けの入門書ではありますが、実際やる気がなくても、ラップの基礎を知るだけで結構楽しめます。
これを読んで「韻ふみジングル」に参加してみたり。
終わりに
ann0で数年間レギュラー張るのは難しいですが、何とか来期も継続してほしいですね。。。。。