テレビ番組の裏側って、気になりますよね。
今回はお笑い番組の名物プロデューサーたちが書く、番組の裏側本のご紹介です。
意外とみんな本書いてるもんなんですね。。。
Contents
①藤井健太郎『悪意とこだわりの演出術』
『水曜日のダウンタウン』『オールスター後夜祭』『クイズ!タレント名鑑』などでおなじみ、TBS藤井健太郎Pの仕事本。
演出デビュー作品『キリウリ』から始まる全番組の裏話だけでも、藤井ファンは必読。
マスパンのインタビュー、有吉との長尺対談もあり、いまいち楽しめなかったな、、、という感想は絶対にないと言い切れる内容です。
②オークラ『自意識とコメディの日々』
バラエティをけん引する構成作家・オークラの自叙伝。
バナナマン、東京03、おぎやはぎ等と共にお笑い青春時代を駆け抜けてきた、オークラさんにしか書けない群像劇。
オークラさんファンはもちろん、お笑いファンの皆さんにぜひ読んでほしい一冊です。
本当に映画化できそう。
③伊藤隆行『伊藤Pのモヤモヤ仕事術』
『モヤさま』『池の水全部抜く』のテレ東・伊藤Pのお仕事本。『モヤさま』には昔から顔出ししていました。
「モヤモヤ仕事術」といいながら、彼の仕事に対する姿勢はとてもまじめでした。
万年ビリの「テレ東」という場所だから作れる番組は何か?を常に考えることが唯一無二の番組を作り出す秘訣です。
さまぁ~ず、大江アナのインタビューもあり、モヤさまの裏話も多めです。
ほっこりしつつも、真面目なビジネス本としても得るものが多い本です。
④加地倫三『たくらむ技術』
『アメトーーク!』『ロンドンハーツ』の加地Pが書く仕事本。
キャスティングする芸人の選抜方法や座席の決め方まで、芸人バラエティの裏側を隅から隅まで教えてくれる本。
加地Pの芸人批評もあり、どんな芸人がテレビで重宝されるかも知ることができます。
⑤佐久間宣行『できないことはやりません テレ東的開き直り仕事術』
『ゴッドタン』『青春高校3年C組』を手掛けるテレ東・佐久間P著。アルピーのラジオでいじられまくった一冊です。
先に紹介した同じテレ東・伊藤Pとスタンスが同じなのが面白い。「できないことはやりません」は「できることで勝負する」ということですね。テレ東だからできることを模索して企画につなげる姿勢が読み取れます。
ゴッドタンの誕生秘話はグッとくるものがありました。
⑥塙信之『言い訳』
最後はナイツ・塙のM-1評。昔から今までのM-1の潮流や芸人に求められる要素など、的確な分析を繰り広げる、マニア必読の本。
各漫才コンビの批評が細かいのが特徴で、「あの芸人はここがスゴイ」「あの芸人はここがダメだった」など、大会で結果を残したコンビほぼすべてにコメントがあるので満足度がめっちゃ高い本です。
おわりに
業界人の語る芸人論がすごく面白く聞こえるのはなんでなんでしょう。