今回は「お金」に関する本をまとめました。
日常になじみすぎてその本質が見えづらい「お金」。
キャッシュレス決済が話題に上がり、お金の形が僕らの知っているものから変わりつつある現代。
このタイミングで、お金について学びなおしてみませんか?
Contents
①『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤航陽(News Picks Book)
最近のベストセラー。
「お金」というものを本質的に理解するならちょうどいい本だと思います。
そして真骨頂は、タイトルの「2.0」が表すように「これからのお金」について深く考察している箇所。
「そんな馬鹿な!」と思う部分もありますが、
前半部分を読んでお金の本質を学んだあとだと、納得するところもあったり。
これからの時代の流れにワクワクできる一冊です。
②『盛り合わせを選んだらお店のカモ! 大人の経済学常識』トキオ・ナレッジ(宝島SUGOI文庫)
日常の買い物の中の、「お金のトリック」を紹介する本。
例を挙げると、
・10000円の商品が今なら5%OFF!
・10000円の商品を買った、20人につき一人に全額返金します!
この二つなら、後者のほうを買いたくなりませんか?
なんか太っ腹な感じしますよね。
でも、お店の負担はどちらも同じなんですよね。
「行動経済学」に基づいた経済の姿をショートショート形式で紹介している本、買い物が楽しくなります。
③『億男』川村元気(文春文庫)
映画化もされて話題になった、川村元気による小説。
宝くじで3億円を当てた主人公が、三人の億万長者に会って「お金」
についての話を聞く、という物語。
いわゆる「宝くじ当てたらどうする!?」という与太話の延長ですが、
お金を持つことの「不幸さ」について焦点をあてた内容になっており、
自分の人生についても考えさせられる本です。
④『”お金”から見る現代アート』小山登美夫(講談社+α文庫)
「現代アート」にまつわるお金、にスポットをあてた一冊。
「10億円もする有名絵画、だれが価値を付けてるの?」
とはだれもが一度は疑問に思ったことがあるのでは?
絵画の世界をのぞいてみると、
意外と自分の知っている世界と通じる部分もあったりして、
成程ね!と納得できる楽しさがあります。
⑤『いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン』大塚雄介(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
たびたび世間を騒がせる仮想通貨。
ぼく個人としても数年前に興味を持って何冊か本を読みましたが、
この本が一番わかりやすいと思いました。
仮想通貨に詳しくない人はまだ不信感が強いと思いますが、
実は次世代のテクノロジーの根幹を担う技術であることがわかります。
仮想通貨に対しての正しい知識を付けたい方にお勧めです。
身近にありすぎて、その本質をつかみきれない「お金」。
正しい知識を身に着けることで、経済活動がちょっとだけ楽しくなります。